リフォームとリノベーション ~違いと選び方~
2024.09.10 高橋 さくら
リフォームとリノベーション
いずれも、お家をより良くする改修工事のことです。
どちらを選ぶかは、状況によって変わってきます。
「リフォーム」
大切な住まいのメンテナンス
私たち建築士が日々の業務で多く携わるのが「リフォーム」
工事です。建物の維持管理において非常に重要な役割を果
たします。具体的には、経年劣化による壁紙の張替えや床材
の補修、水回り設備の更新などです。
<リフォームの特徴>現状維持や回復に重点
既存の構造や設計を活かしながら、必要な修繕や改善を行う
場合に、よくリフォーム工事と使います。小規模から中規模の
改修が主となり、建物の基本的な性能や外観を維持しながら、
快適性を向上させることができます。
建物を所有されている方にとっては、比較的低コストで住
環境を改善できる方法です。居住者の方の日常生活への影響
を最小限に抑えられるのも利点です。適切なタイミングで
リフォームを行うことで、結果的なメンテナンスの意識付け
ともなり建物の寿命を延ばし、長期的には大きな費用負担を
避けることができます。
「リノベーション」
住まいに新たな価値を
リノベーションは、現状の建物に大幅な改修し、新しい価値
や機能を付加することを目的とする場合の工事です。間取り
の変更、それに伴う耐震補強、設備の総入れ替えなど、建物
の構造に手を加える規模の大規模な工事が多く含まれます。
<リノベーションの特徴>建物に新たな機能や価値を付加する
リノベーションの目的は単なる修繕ではなく、建物の性能や
デザインを大きく変更し、価値を向上させることにあります。
例えば、高齢者の方が住みやすいようにバリアフリー化したり、
省エネ性能を高めて環境負荷を減らしたりすることが可能で
す。また、古い建物を現代のライフスタイルに合わせて再生
させ、現代のニーズに合わせて生まれ変わらせる手法として
も注目されています。中規模から大規模の改修となるため、
工期も費用も比較的大きくなりますが、その分、建物に新たな
魅力や機能を付加することで資産価値を大きく向上させる
可能性を秘めています。
適切な選択で理想の住まいへ
リフォームとリノベーションは、どちらも住宅の改善を目的
としていますが、そのアプローチと規模に大きな違いがあり
ます。リフォームは「元に戻す」というニュアンスで、現状
維持や回復に重点を置いた工事を指します。
一方、リノベーションは「新しくする」というニュアンスで、
建物をより価値のあるものに変える大規模な改修を意味します。
改修工事の際は、建物の状態、予算、将来のビジョンを考慮
することが重要です。どちらを選ぶにせよ、自身のニーズに
最適な改修方法を見つけることが大切です。
ブログを開いていただきありがとうございました。
暑さが落ち着くと台風が心配な季節となりますね。
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